夜遊びの形が変化してきたようだ。元来ハノイの若者は、気の置けない仲間との時間を過ごすために仕事終わりにカフェに行くことが多く、ハノイのカフェは午後9時以降に最も混雑する。10年程前からハノイ市内には24時間営業のカフェが目立つようになった。翌朝まで店内に滞在できるが、その多くは小さな路地にあって席数も限られており、残業して出遅れれば景色の悪い席しか残っていないこともしばしばある。
そんななか、3か月程前にニャッタン区にオープンした24時間営業のカフェが多くの若者を惹きつけている。このカフェの特徴は、広大な屋外のオープンスペースを有すること。ヤシの木とライトに囲まれながら、なだらかな砂の斜面に置かれたビーンバッグチェアに身を沈めれば、まるでバリ島のビーチクラブにでもいるかのような気分が味わえる。
ドリンクの価格は5万～10万VNDで通常のカフェと変わらない。ドリンクだけでなく軽食もあり、大型スクリーン、デッキチェア、プライベートな空間を求める客向けのテントなども用意されている。店のスタッフによると、最も混雑する時間帯は午後9時以降で、夜間には日中の2倍以上となる約200～300人の客が訪れるという。客層は18～27歳くらいが多く、半数以上の客が翌朝の6時、7時まで勉強や仕事をしているという。週末にはブランケットを持参して来店し、キャンプ気分で一泊する若者も少なくない。飲食、癒し、勉強、仕事、様々な目的で今夜も何百人もの人が集まっている。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
