ベトナムでも知っておきたいISOの基礎知識

本記事はISO・Pマーク取得支援実績No.1の株式会社スリーエーコンサルティングによる記事です。

ベトナムへ駐在が決まり、駐在されている方で以下のようなお悩みはありませんか?

  1. 日本の本社や取引先からISOを取得するように言われた。
  2. ISOのことについて何も知らない。どうしたらよいのかわからない。
  3. いまISO取得に向けて取り組んでいるが、合っているのか不安。
  4. ベトナム現地でISOについて相談できるコンサルがいない。

ベトナムでも確実に広がるISO認証取得

近年、企業では事業を通じて利益を追求するだけではなく、

  1. 顧客の要求を満たす品質を安定供給できる体制を整えているか?
  2. 環境配慮は行き届いているか?
  3. 情報セキュリティは万全か?

など、会社の仕組みについて問われるようになってきています。

こうした課題を解決する手段として世界的にも注目されているのが、品質マネジメントシステム(ISO9001)環境マネジメントシステム(ISO14001)をはじめとしたマネジメントシステムの国際規格です。

そんな流れはベトナムでも広がっています。ベトナムは日本の製造拠点としても注目されている国の一つです。実際に、ベトナムに製造拠点を置かれている企業様も少なくないかと思います。

ISOは今ではお客様との取引の条件にも入ってきたりするため非常に重要度は高いです。しかし、実際には兼務としてISOの対応をされている企業が大半を占めているため、ISOに時間を割くことは限定され、十分な理解を得られていないとい悩みを抱えられている担当者がほとんどです。

今回は、こうしたISOのお悩みを抱えられている方にISOの基礎知識についてご説明させていただきます。

?ISOとは

ISO(アイエスオー)とは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)というスイス・ジュネーヴに本部を置く非営利法人を指します。 国際標準化機構とは、様々な世界の標準(ISO規格)を定める団体であり、世界162カ国がISOという機構に加盟しています。

世界の標準(ISO)は私たちの生活にある身近なものから遠いものまで存在しています。
この国際標準化機構が定める基準を「ISO規格」と呼びます。そのことを「ISO」と呼ぶことがあります。一般的に「ISOを取得する」といえば「ISOの規格の認証を得る」という意味になります。

?ISO規格とは?

では、ISO規格とは一体どのようなものなのでしょうか。


私達は1cmという「長さ」を認識していますが、人によって1cmという「長さ」の定義が異なっている場合どうなりますでしょうか。図面に記載したもの製造業者に作成をお願いしても全く大きさの違うものが作られてしまうことが懸念されます。

そのようにならないために、1cmという「長さ」の認識は標準化されており、誰もがその基準(モノサシ)に従っています。 1cmという「長さ」の認識を標準化することで、設計した通りに製品が出来上がり、丈夫な製品をつくることが可能になります。

?私たちの生活の中にある身近なISO

ここで、一つ私たちの生活の中にある身近なISOをいくつかご紹介いたします。

1.非常用出口のマーク


非常用出口のマークもISOで標準が決められており、世界共通の認識となっています。ISO:7010と呼ばれています。
 
2.カードのサイズ
クレジットカードのサイズは縦53.98ミリ、横85.60ミリ、厚さ0.76ミリで統一されており、ISO7810で定められているサイズです。

上記のように、日本だけでなく世界でも共通のものは他にもたくさんあります。普段の生活の中で、日本と同じだと感じられるものがあればISOで標準化されているのか調べてみるのも面白いかもしれませんね。

?日本企業がベトナムでISOを取得するべき理由

言葉一つを例にとってみても、ベトナムと日本では言葉の解釈に差があります。

作業に関連する文書でも、ベトナムの書き方に適応した翻訳でないとベトナム現地の方に理解してもらうのは難しいです。そこで、お互いの共通の認識の「モノサシ」として重要な役目を担うのがISOになります。

前述で説明した通り、ISOは世界の基準(モノサシ)です。世界の基準であるISOを認証することで、日本でもベトナムで国が違っても同じ認識をもって仕組み(マネジメントシステム)を運用することが出来るのです。

?ISO取得をベトナム人に任せきりにするのはNG

海外でもISOを認証されている日本企業担当者からこんなことをよく耳にします。
「ベトナムだからベトナム人主体で。」
「事情をよくわかっているベトナム人に自由にやらせたい」。
ISOを取得する場合に、日本人は口出ししない方がいいとする方も多いです。

しかし、ベトナム人に任せきりでいくというのは非常にリスクが多いです。認証を取得する場合は日本人が積極的にコミットし、現状を把握していくことが重要です。現地のベトナム人と一緒にISOの運用を行っていくことが大切なのです。そうすることでベトナム人のISOに対する理解が深まり強い組織が作り上げられていきます。

本記事ではベトナムでISOについて悩んでいる方にISOについて解説しました。

  • ベトナムでISO認証が取引条件に入ってしまった。
  • ベトナムでのISOの認証がうまくいくか不安。
  • ISOのコンサルをお願いしたいが、現地のコンサルだと不安がある
  • ベトナム人に合わせたマニュアルの作成が大変

弊社ではこうしたベトナム現地ならではの課題をお持ちでお困りの企業のISOをサポートをしております。同じ日系企業だからこそ解決できる課題もあるかと思います。

ベトナム現地でのISOコンサル及び作業代行にご興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。ISOの認証支援だけでなく、認証後の支援を通じ、貴社のISO運用をお手伝いいたします。

企業情報およびサービス内容

企業名 3A CONSULTING COMPANY LIMITED
ご相談/お問い合わせのフォームはこちら
事業内容 ISO認証取得・運用代行サポート
代表者 LUONG THI THANH HUYEN
資本金 VND 300,404,000
電話番号 0846-640-358(日本語・ベトナム語)
お問い合わせ
メールアドレス
hozumi@3a-c.com(保住)
住所 9F, VIT Tower, 519 Kim Ma str., Ng?c Khanh ward, Ba Dinh district, Hanoi, Vietnam
ウェブサイト https://ninsho-partner.com(日本本社)
https://www.isosoken.com/tuvan_vn/(日本本社)
こちらのお問い合わせは「3A CONSULTING COMPANY LIMITED」へ送信されます。
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