ホイアン市人民委員会が発表した、旧市街を訪れる国内観光客から8万VND、外国人観光客から12万VNDの入場料を徴収する制度の導入案が、大きな物議を醸している。
ホイアン市人民委員会は「地元住民と観光客間の公平性を確保する必要があります。入場料の徴収は2012年に一部施設を対象に適用開始された政策であり、新しい政策ではありません。現行の政策の問題点は、外国人観光客の大半がチケットを購入しているのに対し、国内観光客のチケット購入率が約40%と、非常に低いことにあります。観光客の皆様にも歴史的価値のある旧市街の維持保存に貢献いただけるよう、料金制度の引き締めを支持する意見が多くあります」と主張する。
これに対し一般市民からは「観光客からの料金徴収には異論はない」「料金徴収には異論はないが、料金の見直しとサービスの向上は必要」「チケットは1日単位ではなく、数日間有効な方が合理的」「ホイアンの景色を楽しむだけでも8万VNDは高い」「少人数ならいいけれど、家族やグループで行くと結構な額になる。観光客に背を向けられないように気をつけるべき」「旧市街は無料のまま、旧市街内の有名な観光地ごとにチケットを販売すべきでは」など様々な意見が聞かれる。
対して関係者は「入場料の導入により観光客の数が減り、店の収益が減少するのではないかと不安」などと話す。地元住民や旅行代理店からの意見も受け、ホイアン市人民委員会は、計画の詳細と実施開始日の延期を再検討している。
編集ライターB?o
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