韓国風の混ぜご飯は、簡単に作れて美味しいことから、ベトナムでも広く愛されている料理のひとつ。ベトナムの若者たちの間で最近流行しているのは、何人かのグループで集まり、各自が1品ずつ持ち寄った材料を組み合わせて、混ぜご飯を作るという遊び。この遊びで生まれた奇抜な混ぜご飯の写真や動画がSNSで無数に拡散され、学生を中心に話題となっている。
しかしなかには、視聴者からの反応があまり良くなかったものもある。議論を醸したのは、必要な調理器具がない環境で混ぜご飯を作ったある若者のグループの動画。ご飯を混ぜるための大きな容器がなかった彼らは、ヘルメットの中にレジ袋をかぶせ、その中にご飯とその他の食材すべてを入れて混ぜ始めた。この動画を見て、食品をレジ袋に直接入れることに不潔な印象を受けた人々が不快感をあらわにした。さらに具材の中には、弁当の食べ残しと誤解されるようなものもあったこともあり、残飯をかき集めているように見えることも視聴者に違和感を与える要因となった。
若者たちが食品をレジ袋に直接入れたことに対しこれほどまでに批判の声が上がった理由には、近年温かい食品を入れる容器の安全性の見直しが進み、飲食店では温かい食品専用のポリ袋や容器の使用が推進されていること、またパンデミックにより人々の衛生に対する意識が高まっているという時代背景もあるのかもしれない。SNSで不特定多数の人に情報を発信する以上、道具の使い方は守り、安全性や見る人への影響を考慮したい。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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