2月14日の昼下がり、ホーチミン市内の各所で白い馬に乗る男性が目撃された。目撃者の情報によると、この男性は交通量の多いディエンビエンフー通り、グエンディンチウ通り、ハイバーチュン通りなどを馬に乗って巡回。配車サービス会社のドライバーのような装備とジャケットを身につけていた。
無数のバイクと車の間を馬で通行するこの男性を発見した交通警察官は、男性に馬を降りるように指導。男性には「自動車専用道路部分に動物を誘導した」ことに対する6万～10万VNDの罰金と「排出物処理の用意なしに公共の道路に動物を誘導した」ことに対する6万～10万VNDの罰金が科せられた。男性は警察の指導に協力的な姿勢をみせ、「馬に乗って会社の宣伝をするために雇われた。道路交通法の違反になることは知らなかった。馬はビンチャン区の牧場で借りて、トラックでホーチミン市に運ばれ、市内中心部で宣伝の仕事を行った」と話した。
この奇妙な出来事に対し市民からは「罰が軽すぎる。配車サービス会社がこの男性を雇い、馬に乗って会社を宣伝するよう指示したことに対して、当局は罰を与える必要があるのではないか」「この広告のアイディアは非常にスマート。交通警察が多額の罰金を科すことができないこと、明確な罰則がないことが計算されていたのでは。罰金が軽すぎて結果的に効果的な宣伝活動になった」「現在の法律のままではこのような予測不可能な広告を防ぐことができない。解決策が求められる」などの意見が寄せられている。
編集ライターB?o
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