日本企業が手がけた日越友好の架け橋が、ダナンの夕日スポットに

ダナン湾沿い、グエンタットタイン通りの歩道橋がダナンの観光地のひとつとして地元の人々や観光客に親しまれている。

「日越友好橋」と呼ばれるこの歩道橋は、両国の外交関係樹立50周年を記念して建設されたもの。高さ約13m、長さ約140m、面積約655m2。総工費は420億VNDで、ホテル三日月グループが投資主を務めた。2023年1月15日に着工し、5か月余りの工期を経て、7月1日に開通。歩道橋の両側にある螺旋状のスロープは、日本の編み物の結び目をイメージした優美なデザインとなっており、日越友好関係の強さを象徴している。両側には、身体が不自由な人のためのエレベーターも設置されている。

日本の建築様式で建てられたこの歩道橋の魅力は、歩道橋そのものの美しさだけではない。この歩道橋からは、海岸都市ダナンの雄大なバックマー山に夕日が沈む様子が眺められる。また夕暮れ後は鮮やかにライトアップされ、ユニークな建築デザインの魅力がさらに強調されるので、夕方以降は特に、橋の上でダナンの景観をバックに記念写真を撮る人々が多数集まる。

ベトナム人観光客のひとりは「以前から気になってはいたのですが、今日初めて訪れることができました。歩道橋と周囲の景色が思っていた以上に素晴らしく、本当に驚きました」 と話す。安全に道路を横断できるだけでなく、日越両国の友好の懸け橋のシンボルとなるようにとの思いが込めて作られたこの歩道橋は、人気夕日スポットとしてその役割を果たしている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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