ホアビン省ラックトゥイ県で生産されたサンオレンジという名の有機栽培オレンジが市場に登場し、1kg当たり220万VNDの高値がつけられた。ベトナムオレンジ史上最高額のオレンジは何がそんなに特別なのか、と多くの人が疑問を感じている。
サンオレンジは、米国農務省が定めるオーガニック食品基準USDAを満たす、ベトナムで唯一の有機栽培バレンシアオレンジとして紹介されている。確かな品質を保ち、厳格な有機基準を満たすよう、ひとつひとつ細心の注意を払って管理されている。現在市場に出回っているオレンジは花が咲いてから9~10ヶ月で収穫される早生オレンジがほとんどだが、このバレンシアオレンジは花が咲いてから12~13か月を樹で過ごす晩生オレンジで、育てるのに手間暇がかかる。そもそもこのオレンジを栽培するにあたり、最初の1年は、土壌の改善、散水システムの設計、微生物学、品種の選択に費やし、樹を植えてから収穫までに約6年かかっているという。
有機栽培のため、肥料も常に厳しく管理されている。サンオレンジの樹の栽培に使用される肥料は、鶏卵、蜂蜜、魚、大豆、トウモロコシ、もみ殻灰などの天然物質または天然物質に由来するもののみ。オレンジを収穫する際には、果実の鮮度と風味を保つために、また樹にダメージを与えないよう、忍耐強く丁寧に手作業で収穫されている。品質、安全性、美味しさ、ブランド的価値などの理由から、果物に高額を費やすことを厭わない消費者が一定数いることは確かだ。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!