【みんなのヘルスケア】LOTUS CLINIC｜蚊が媒介する病気デング熱

デング熱は、東南アジアでは決して珍しい病気ではありません。海外で生活する上で、十分に気をつけなければならない感染症の一つです。デング熱ウイルスを持った蚊に刺されて感染する病気で、ヒトからヒトに直接感染することはありません。

デング熱は急激な発熱で発症することが多く、頭痛、眼窩痛、筋肉痛、関節痛などを伴います。また、食欲不振、腹痛などを伴うこともあります。発熱は3～7日ほど続き、解熱する頃に胸部や四肢に発疹が出てくるのが特徴です。

デング熱の確定診断は、血液での迅速検査で行います。デング熱の初期の発熱や関節痛などの症状だけでは、風邪やインフルエンザなどと区別することは難しいです。また、血液検査に特徴があり、病気の初期から血液中の白血球と血小板が減少します。特に血小板（怪我などの時に血を固める成分）の減少は、病気の重症度の判定にもなりデング熱に特徴的です。

デング熱ウイルスに対する治療薬はなく、抗生物質も効果はありません。治療は、発熱や脱水などに対する対症療法を行います。デング熱を予防するワクチンはありません（開発中です）。重症化してデング出血熱となると死亡するリスクもあります。とにかく蚊に刺されないことが一番の予防策です。

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LOTUS CLINIC（ロータスクリニック）

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