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【ベトナム税関事情】入・出国の際の注意について | 持ち出せる物と禁止の物とは?


赴任中に、一時帰国や出張などでベトナムへ出入国する機会はたくさんあります。その際、品物の持ち出し・持ち込みで、トラブルにならないように気をつけましょう。

$5,000以上の現金持ち込みは申告を

長期滞在のためにベトナムに入国する場合、多額の現金を持ち込む人もいるでしょう。その際には注意が必要です。ベトナム国内に持ち込む現金の額自体には上限は定められていませんが、$5,000相当を超える現金を持ち込む際は、入国する空港の税関で申告しましょう。入国審査を終えた後、税関窓口に行き、そこで申請用紙に記入をして提出します。

税関申告書は審査が終了すると検証印が押されて戻ってきます。これは銀行口座に現金を預ける際も必要となります。出国の際に、$5,000を超える現金を持ち出す場合、上記、税関申告書の提示が必要になります。これがない場合、$5,000を超す現金は持ち出せず、超過分は没収されます。

書籍やDVDの持ち込みに注意

日本に比べてベトナムは「わいせつ」の基準がかなり厳しく、日本国内で普通に売られている雑誌や書籍でも、わいせつ物として扱われる場合があります。所持した時点で法律違反となり、例えその場で破棄しても許してはもらえず、時には多額の罰金が課せられます。

こんなものに注意!

DVDなども、量が多いと止められることがあります。税関で中身を確認するため、数日間、預けなければならない場合もあります。ノートパソコンやスマートフォンなどを複数持っていると、「関税が必要だ」と注意される場合があります。基本的に個人利用であることを説明すれば、問題なく持ち込めます。

持ち出し・持ち込みが禁止されているもの

骨董(こっとう)品は、ベトナム国外への持ち出しが禁止されています。販売店で「大丈夫」と言われても確実ではなく、骨董(こっとう)品と見なされると空港で没収されてしまいます。

食べ物では、生の果物は日本に持ち込みできません。ヌックマム(魚醤)は、機内に持ち込みはできませんが、預け入れ荷物の中に入れておくと、持ち出せることが多いようです。

【必須・重要】海外旅行の持ち物チェックリスト

海外旅行を快適で安全に楽しむための必需品と、状況に応じて用意すべき重要アイテムをまとめました。旅行準備の際にぜひご活用ください。

1. 渡航・緊急時のための必需品

パスポート:有効期限の確認。
ビザ(査証):渡航先の国や滞在期間によっては必要です。
顔写真2枚:パスポートを紛失・盗難した際の再発行手続きに必須。
戸籍謄本または戸籍抄本1通:緊急時の身元確認に、日本国籍を証明する書類として役立ちます。
航空券(eチケット控え)
ホテルなどのバウチャー(予約確認書)
クレジットカード
現金(日本円、現地通貨):少額の現地通貨は到着時に便利。
海外旅行保険証:万が一の病気やトラブルに備える安心のための保険。

2. 衣類・身だしなみ

下着、衣類:滞在先の気候や旅行期間に応じた服装。

3. 個人の健康・衛生用品

常備薬・処方薬:現地のファーマシー(薬局)にも薬はありますが、日本の薬(頭痛薬、整腸剤など)の取り扱いは少ないです。飲み慣れた薬を日本から持参するのがベストです。
歯ブラシ・歯磨き粉:アメニティがない施設もあるため持参がおすすめ。
体温計
マスク
眼鏡、コンタクトレンズ

持っておくと便利な持ち物

手荷物用(すぐ使う・機内持ち込み推奨)

SIMカード

ベトナムで快適にネットを使うには、日本のSIMを現地SIMに差し替えるのがおすすめです。空港や市内のショップ、または日本出発前の通販で簡単に購入でき、到着後すぐに利用可能です。ただしスマートフォンにSIMロックがかかっている場合は、現地SIMカードを差し込んでも利用できません。事前に日本の携帯ショップなどでSIMロック解除を行ってから準備しましょう。

メリット
高い互換性:多くのスマートフォンで利用でき、世界中のほとんどの国で使えます。
移行の容易さ:端末が故障した際でも、カードを差し替えるだけで別の端末へ簡単に移行できます。

デメリット
物理的なリスク:物理的なカードなので、紛失や破損のリスクがあります。
取り扱いの手間:SIMスロットの開閉や、小さなカードの取り扱いが面倒です。
複数国での不便さ:複数の国を訪れる場合、その都度カードの交換が必要になることがあります。
開通までの時間:事前購入(特にオンライン)の場合、配送に時間がかかり、すぐに使えないことがあります。

eSIM

近年普及しつつあるのがeSIMです。
eSIMは「embedded SIM(埋め込みSIM)」の略で、従来のSIMカードのように物理的なプラスチック製のカードを端末に差し込む必要がありません。代わりに、スマートフォンなどのデバイスにあらかじめ内蔵されているデジタルなSIMであり、通信に必要な契約者情報(プロファイル)をオンラインでダウンロードして利用します。これにより、SIMカードの抜き差しなしで通信事業者の切り替えや新規契約を迅速に行うことが可能です。

メリット
即時開通・設定の容易さ:オンラインでの手続き後、すぐにプロファイルをダウンロードして利用開始できるため、SIMカードの到着を待つ必要がありません。
紛失・破損リスクの排除:物理的なカードがないため、紛失や水濡れなどによる破損の心配がありません。
デュアルSIMが可能:物理SIMスロットを空けたまま、eSIMで2回線目を運用しやすくなり、仕事とプライベートの使い分けなどに便利です。
海外での利便性:海外旅行時に、現地のSIMをオンラインで購入・設定できるため、現地カウンターでカードを購入・交換する手間が省けます。

デメリット
対応機種の限定:古い機種や一部の安価な機種ではeSIMに対応していない場合があります。
機種変更の手間:機種変更の際、物理SIMのように差し替えるだけでは済まず、通信事業者に対してeSIMの再発行手続きが必要となり、手数料が発生する場合もあります。
初期設定の複雑さ:初めてeSIMを利用する場合、オンラインでの設定作業やトラブルシューティングに戸惑うことがあります。
端末故障時の影響:端末が故障した場合、SIM情報が内蔵されているため、物理SIMカードのように簡単に別の端末へ移行することが難しくなる場合があります。

ベトナム国内で利用するなら、
「Viettel(ビッテル)」、「Vinaphone(ビナフォン)」、「Mobifone(モビフォン)」といった大手通信会社3社のSIMカードを選べば、通信品質やエリアの広さも安心です。

ポケットWi-Fi

SIMカード以外にも、海外でインターネットを利用する方法としてポケットWi-Fiがあります。

~こういう方にはポケットWi-Fiがおすすめです~
・家族や友人など、複数人で同時にインターネットを使いたい方
・スマホやパソコン、タブレットなど複数の機器を利用する方
・カフェや空港などの無料Wi-Fiではセキュリティが不安な方
・設定が苦手で、できるだけ簡単に接続したい方
・ワーケーションなど仕事で安定した通信環境が必要な方

※ バッテリー切れや紛失にはご注意ください。

携帯用バッテリー

スマートフォンなどの充電切れ対策として、携帯用バッテリーは必ず持参しましょう。移動中や観光中に充電が切れると地図や連絡手段を失うため、大容量のモバイルバッテリーがおすすめです。

折り畳み傘&カッパ

ベトナムでは急なスコールが多いため、折り畳み傘を用意しましょう。ただし、豪雨の場合は傘だけでは役に立たないので、安心のためにカッパも持っていくのが最適です。

虫よけスプレー

デング熱などの蚊が媒介するリスクがあるため、虫よけスプレーの携帯は必須です。特に肌の露出が多い時間帯や場所では、念入りにスプレーして対策をしましょう。
液体制限100ml以内なら手荷物OK

日焼け止め

ベトナムの紫外線の強さは日本の比ではありません。肌に塗るタイプの日焼け止めはもちろん、体の内側からケアできる飲む日焼け止めも持参しておくと安心です。
液体制限100ml以内なら手荷物OK

除菌シート

ローカルのお店で食事をする際、おしぼりが出てこないことが多々あります。食事前の手や、お店の食器を拭き取るのに役立つ除菌シートは持ち歩きましょう。

預入荷物用

変圧器

ベトナムの電圧は220V・50Hzと、日本の100Vと比較して2倍以上の電圧の差があります。
そのため、日本製の電化製品を変圧器なしで使用すると、発煙や故障する場合があります。
日本製の電化製品をを使用する際は、変圧器を使用しましょう。
また、【Input: 100-240V】と記載されている製品は変圧器が不要です。

<変圧器が必須な場合が多い製品>
・ヘアドライヤー
・ヘアアイロン
・電気ポット

<変圧器が不要>
・apple製品(iPhoneやMacbookなど)
・Androidスマートフォン
・デジカメ
・スマートフォン用充電器
・ポケットWi-Fi

変換器

ベトナムでは、AタイプとCタイプの複合型コンセントが一般的です。
そのため、日本のAタイプ電化製品は変換プラグなしで使用できます。
ただし、以下の点に注意が必要です。
1.ホテルや施設によっては、Cタイプ・SBタイプ・SEタイプのみの場合があります。
2.Aタイプの電化製品を変圧器なしで使うと、故障や発煙の原因になることがあります。

液体制限100ml超の場合

・虫よけスプレー
・日焼け止め

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