TOP画像:bambooairways.comより
国内線が運行開始。近々、国際線も就航へ
2019年1月16日、バンブー航空がついにホーチミン・ハノイ間の初便を皮切りに運行を開始しました。当初は2018年10月より定期路線の運行開始予定でしたが、なかなか政府の許可が得られず延期になっていたようです。
バンブー航空の運営会社は、2008年に設立された新興不動産会社のFLCグループ。政府はこれまで同社が航空事業の経験がないことや運行ノウハウや資金面などを慎重に審査していたため運行開始が遅れたとの状況を説明しました。
バンブー航空の2レターコードは『QH』。ベトナム国内線に就航する航空会社は『ベトナム航空』『ベトナムエアサービス』『ベトジェットエア』『ジェットスター・パシフィック』に次いで5社目となります。現在は国内線のみの運行ですが、今年末までには日本や韓国、さらにヨーロッパ路線まで、国際線を含む37路線まで拡大の予定とのこと。
基本料金は『ベトナム航空』より安く、『ベトジェットエア』よりも高い価格帯を設定しているようです。『バンブー航空』はハイブリッドエアラインでLCCではないとしているためビジネスクラス席もあります。
座席は『エコノミー』と『ビジネス』の2クラス制で運賃タイプは、受託手荷物の重さで左記の3種に分類されています。
●バンブー・エコ=エコノミークラス、受託手荷物なし
●バンブー・プラス=エコノミークラス、受託手荷物20キロまで
●バンブー・ビジネス=ビジネスクラス、受託手荷物30キロまで
機内持ち込み荷物はエコノミーは7キロまでを1個(便によっては10キロまで)。ビジネスクラスは7キロを2個まで持ち込みが可能。エコノミークラスでも温かい食事か、スナックが無料で提供されるます。
ホーチミン・ハノイ間、ビジネスクラス試乗
今回は一日4便を運行するホーチミン、ハノイ間のビジネスクラスに試乗してみました。国内線で機種が小さいせいか、ビジネスクラスの座席数は8席。料金は日時で変動するものの、今回は片道3,800,000ドン。ちなみに最も安い『バンブーエコ』が399,000ドンで、受託手荷物20キロまで可能な『バンブープラス』が780,000ドン。
空港ラウンジは既存のエアラインのビジネスラウンジを使用することになっていました。
ただし、まだ就航間もないせいか、エコノミー専用カウンターが混むこともなかったため、チェックイン時のビジネス優先待遇も若干ありがたみに欠けるという結果に・・・。また、到着時に優先的に出てくるはずの受託手荷物が、エコノミークラスにまぎれていたり、まだサービス徹底には至っていない部分もみられましたが、それらの改善を含めて『バンブー航空』の今後に期待したいと思います!
●ラウンジの利用
●受託手荷物のプライオリティー・バッゲージ・サービス(手荷物が優先的に出てくる)
●受託手荷物受託手荷物30キロ、機内持ち込み手荷物7キロ×2=14キロまで(便によっては10キロ×2まで)
●優先座席指定
●機内食とドリンクのサービス
●フライト変更(無料)