フォーだけじゃないベトナムの麺!
ベトナムは麺料理大国。日本人に最も知られていると思われるフォー以外にも麺料理はたくさんの種類があって、細かい違いまで言い出すとキリがありませんが、一般的には200種類はあるのではないかと言われています。またベトナムは同時に、インスタント麺消費大国でもあって、様々な麺料理をインスタントで再現しています。もちろん、お店でいただくもののようにはいきませんが、知らない麺料理を、まずはインスタントで試してみませんか?
Hu Tieu Nam Vang【ACECOOK】

北のフォーに対し、南部で絶大な支持を誇るのがこのフーティウ。蒸した生地を乾燥させ細断する伝統製法の麺は、角の立ったシャッキリとした輪郭と、独特のコシを楽しめるのが真骨頂です。澄み切った豚骨スープは驚くほど優しく、日本のそれとは一線を画すクリアで上品な味わい。誰もが虜になる一杯です。
■ポピュラー度:★★★★★
■食べやすさ:★★★★★
■再現度:★★★★
■ポピュラー度:★★★★★
■食べやすさ:★★★★★
■再現度:★★★★
BUN BO HUE【VIFON】

フエ発祥の名物ながら、今やベトナム全土で愛されるソウルフード。牛骨ベースに豚の旨みを重ねたスープに、つるりと喉越しの良い丸太麺が絡みます。レモングラスの香りとピリ辛の香味油が織りなす華やかな刺激が身上。本品は驚くほどマイルドで食べやすく、レトルトの牛肉具材が贅沢な満足感を与えてくれます。
■ポピュラー度:★★★★★
■食べやすさ:★★★
■再現度:★★★★
■ポピュラー度:★★★★★
■食べやすさ:★★★
■再現度:★★★★
Mien MANG VIT【VIFON】

Mien(ミエン)は春雨のこと。細身ながら強いコシがあり、驚くほど食べ応え十分です。スープは濃厚な鶏出汁を思わせるダックベースで、日本人の口にも馴染む深いコクが魅力。特筆すべきは鮮烈な筍の香りで、好みは分かれますが、これがダックの旨味と絶妙に調和し、本格的な「現地の臨場感」を醸し出しています。
■ポピュラー度:★★
■食べやすさ:★★★
■再現度:★★★★★
■ポピュラー度:★★
■食べやすさ:★★★
■再現度:★★★★★
MI QUANG THIT BAM【VIFON】

本来はウコン色の鮮やかな平打ち太麺を、少量の濃厚出汁で和える「まぜ麺」スタイルの名物料理。即席麺ゆえの軽やかさを補うように、ピリ辛仕立てのひき肉レトルト具材が力強い存在感を放ちます。伝統的なミークアンとは一線を画す独自の味付けですが、一つの創作麺として満足度の高い一杯です。
■ポピュラー度:★★★
■食べやすさ:★★
■再現度:★
■ポピュラー度:★★★
■食べやすさ:★★
■再現度:★
BUN MAM【ACECOOK】

魚を発酵させた「マム」がベースのスープは、ヌクマム以上の芳醇なクセがあり、香りの段階で好みが分かれるはず。しかし、濃厚な旨みと甘みを唐辛子の刺激が引き締める中毒性の高い味わいです。辛味は強めなので苦手な方はご注意を。極細の麺はブンというよりビーフンに近く、軽快な啜り心地が楽しめる一杯です。
■ポピュラー度:★★
■食べやすさ:★
■再現度:★★★
■ポピュラー度:★★
■食べやすさ:★
■再現度:★★★
Mi Khoai Tay huong vi CUA BE RAU RAM【CUNG DINH】

特定のジャンルというよりは、即席麺の可能性を追求した独創的なレシピ。海鮮と相性抜群の「ベトナムコリアンダー」が放つスパイシーな香りと、濃厚なカニの旨味が重なります。ジャガイモ澱粉を練り込んだ麺の弾力は唯一無二。インスタントならではのジャンクな魅力を、高い完成度で昇華させた逸品です。
■ポピュラー度:★
■食べやすさ:★★
■再現度:★★
■ポピュラー度:★
■食べやすさ:★★
■再現度:★★
作り方のコツ
どの商品も、その料理の「正解」というよりは、即席麺として昇華された独自の味わいです。とはいえ、各麺料理の個性は巧みに表現されており、未体験の味を知る入門編としては最適。 容器の形状により麺が戻りにくい場合は、途中で上下を返したり、少しレンジ加熱を加えたりすると、より一層おいしく仕上がります。
Writer: ちぇりさん|在住12年目。日本で1,500件、ホーチミン市内で3,000件以上を食べ歩き、現地の食材や調味料にも興味津々。食べるのも作るのも好きなフードアナリスト。
フードアナリストちぇりのホーチミンの美味いもん
掲載号:781号 発行日:2026年3月4日







































