良い写真が撮れる場所があることは、観光地にとって最大の強みになる。ラムドン省の人気避暑地ダラットには、たくさんの有名観光スポット、絶景スポットがあるが、ここ最近とりわけ話題になっているのは、トゥエンラム湖畔の「Happy Hill」にある小道だ。新しい施設ではないが、湖を背景にまるでおとぎ話の主人公にでもなったような写真が撮影できるようになったことからSNS上で「童話の小道」と呼ばれるようになり、多くの観光客を惹きつけている。
小道の両側にはシンプルな木製の柵が立ち並び、丁寧に手入れされた色とりどりの花と緑の木々が点在している。静寂の空間に葉の間から光が差し込む様子は確かにロマンチックで、おとぎ話の舞台のよう。観光地管理委員会によると、「童話の小道」は観光客向けの写真撮影スポットとして、景観修復の過程で新しく造られたものとのこと。自然の地形を巧みに利用し、木製の椅子、手書きの文字が書かれた木の板、吊り下げられた花かごなどを組み合わせることで、幻想的な雰囲気を作り出している。オープンからわずか数週間でSNS上で急速に評判が広がり、ホーチミン市や近隣の省などから多くの観光客が訪れるようになった。実際にこの地を訪れた若者たちは「どんな角度からでもSNSに投稿する価値のある良い写真が撮れる」と口を揃えていう。
Love Bridge、紫陽花園、ダーティエン湖などの観光スポットにも近いので、ダラットに旅行した際には立ち寄ってみてはいかがだろうか。
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