浄水器・シャワートイレのある 便利で安心な生活ならNASKへ

北西部地方の冬の特産品は、苔玉…ではなく「食べられる苔」!

この冬、鮮やかな緑色をした独特な見た目の料理がベトナムのSNS上で話題となっている。ベトナム北西部地方の冬の特産品として知られるこの料理の主材料は、石に付着した苔。湿った場所や岩に生える普通の苔が、山岳地帯に暮らす少数民族の手にかかると驚くべきことに、一度食べたら忘れられない味わいの絶品料理に変身する。

平地の生活では苔は、自然の中の景観の一部または苔テラリウムなど、観賞用植物として認識されているが、ベトナム北西部地方のタイ族、ムオン族、ヌン族、モン族にとっては、苔は貴重な食材。毎年冬になると彼らは苔から特産料理を作り出す。おいしい苔を収穫するのは簡単ではない。彼らは冷たい川に入って丁寧に手で若い苔を選び取る。苔は7日程度しか鮮度が保てず、日が経って白く変色した苔は食材としては使えないので、適切なタイミングで収穫することが重要だそう。苔の採取は知識と経験が求められる細やかな作業なのである。

数ある苔料理の中でも、特に人気が高いのが「苔の炭火焼き」。まずは若いコケをきれいに洗い、タイ族特有のスパイスhạt dổiやレモングラス、香菜などのハーブと調味料で味付けする。下味をつけた苔をlá dongやバナナの葉で包み、竹の棒で挟んで炭火で焼き上げる。焼き上がった苔は、苔独特の自然な香り、スパイスの香り、塩味と甘味と少しの辛味が混ざり合い、唯一無二の味になる。もし冬に北西部地方を訪れる機会があれば、緑鮮やかで魅力的なこの特産品をぜひ試してみて。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
    PAGE TOP