時には理解し難いトレンドや論争を巻き起こすこともあるものの、若者がユニークな流行を生み出す存在であり、SNS上での影響力も大きいことは否定できない。最近ハノイの若者たちの間で、早朝4時にカフェに行き、朝の静かな空気を楽しむ朝活が注目されている。
なぜ「早朝4時」なのか。それはこのトレンドがホアンキエム区のトンダン通りに新しくオープンしたカフェ「Phê La」から始まったことが理由。早朝4時から営業を開始するこのカフェは、若者たちから大きな支持を受けている。彼らは早起きをいとわず、SNSに投稿できるようにきちんと身支度を整えて、まだ空が薄暗いうちからこのカフェで心地よく静かな朝のハノイの雰囲気を楽しんでいる。「この店はこのエリアで早朝4時から営業している唯一の店です。人通りが少ない時間にゆっくり楽しんでもらうことを目的としています」とカフェのマネージャーは話す。
まだ夜が明けきらない時間帯「HA NOI」の文字がライトで照らされており、通りに向けて温かい光を放つこのカフェは、確かに幻想的で独特の雰囲気を醸し出している。ハノイの中心にあるが、日中からは想像もできないくらいに静かだ。鳥の鳴き声や日常が始まろうとしている小さな音だけが聞こえる早朝特有の空気の中で眺めるハノイの風景は、日中や夜間のそれとは全く異なる。「夜明け前のハノイ市内を体験するために一度は早起きして行ってみたい」と興味津々の人もいれば「疲れる、無意味」と感じる人もいるようだ。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
