飲食サービス(F&B)業界に特化した情報を提供するコンサルティング会社iPoS社が今年3月末、「ベトナムの飲食ビジネス市場に関する報告書2023年版」を発表した。同報告書の情報は、約3000社のF&B企業オーナーならびに様々な年齢・職業の一般消費者約4000人を対象にした調査に基づいている。
この調査結果のなかで特に注目すべき点は、ベトナムの消費者の65.3%が「トレンドに合わせて食べ物や飲み物を選んでいる」と回答した点である。これは現代のベトナムにおける飲食トレンドの影響力の大きさを改めて明白にした。2023年の飲食トレンドのトップに輝いたのは、34.8%の人が選んだ塩コーヒー。次いでカスタードアップルティー、マンゴスチン・チキンサラダ、雲南テラコッタローストミルクティーなどが挙げられた。
また報告書によれば、42%以上のベトナム人が「1か月に1〜2回カフェに行く」、30%が「1週間に1〜2回カフェに行く」と回答し、前年比約10%の増加が見られた。なおカフェでの平均消費額は、4万1000〜7万VND。積極的にデートをしているカップルは、既婚者の4倍程度の頻度でカフェを利用していることも明らかになった。
その他、調査に答えた消費者の約17%が「毎日外食している」、約30%が「週に3〜4回外食している」と回答。前年比約18%増で、全体的に外食する頻度も高まっていることもわかった。飲食関連の情報源としては、TikTokが最上位に選ばれた。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!