なにかと宴会が多くなる年末年始。企業にとっては従業員やビジネスパートナーに労いや日頃の感謝の意を表す大切な時期でもある。
「終わり」を意味する「T?t」と「年」を意味する「ni?n」を合わせた「T?t ni?n」は大晦日の意。旧正月テトの儀式の一部でもある大晦日は、ベトナム人にとっても長年祝われてきた大切な習慣であり、美しい文化の一つである。
多くの企業団体が「T?t ni?n」のパーティーこと忘年会を開催する。仕事やプロジェクトの成功、会社や個人の成長と新年の訪れを祝う。上司と社員がお互いをよりよく理解し、連帯感や絆を強めることも目的だ。忘年会には南北で異なる傾向がある。北部の企業団体は、各自の都合を考慮して日中の就業時間中に忘年会を行うことが多い。一方、南部の企業団体は、時間に制限なくゆっくり楽しめる週末や夜間に行うことが多い。食後は、夜遅くまでカフェやカラオケで2次会や3次会を行うことも。
また忘年会だけでなく、大半の企業にとって「T?n ni?n」も欠かせないイベントとなっている。「新しい」を意味する「T?n」と「年」を意味する「ni?n」を合わせた「T?n ni?n」のパーティーこと新年会は通常、パーティー兼ミーティング。リーダーシップチームが新年の目標と計画を従業員と共有する場であり、重要な企業文化活動のひとつとみなされている。オリエンテーリングやチームビルディングの機会であると同時に、企業やブランドのイメージや文化を顧客やパートナーに宣伝する機会でもある。
悪いことは忘年会で忘れ、新年会で成功を願いながら仲間と楽しく新年を迎える。その点は日本と変わらない。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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