タンロングループは1月18日、ハンフック精米工場の落成式を挙行。アンザン省チトン郡ルオンアンチャー村に完成したこの工場の総面積は16万1,000平方メートル。アジア最大規模の精米工場となる。
ハンフック精米工場では1日当たり4,800tの稲を乾燥、1,000tの米を生産することが可能。イタリア、ドイツ、ポーランドから輸入されたEU規格標準の機械と、100%ヨーロッパ式の生産技術・ソリューションを導入している。トアイソン、ギアンタン、ホンダット、キエンザンといった4つの稲作地区に囲まれた工場の立地は、新鮮な稲を乾燥させて保管するには非常に理想的な場所だ。世界中に輸出されるベトナムの米の品質、香りと味を保持するだけでなく、畑から工場への輸送時間とコストの削減も期待できる。
ハンフック精米工場建設プロジェクトでは、技術面において多額の投資が行われた。最高の米を作るために、そして年間を通じて作物の出来に大きく左右されることなく均一な品質を保つために、世界標準に沿った最新のインフラと設備を構築。技術の最適化により質の高い稲作を実現し、収穫後の損失の削減、ならびに質においても価格においても競争に強い米の生産を可能にする。
メコンデルタの稲作面積は約160万ヘクタール。ハンフック精米所に隣接する5つの稲作地区の面積は約30万ヘクタール。正式に操業を開始した暁には、ハンフック精米所は東南アジア最大の精米所として、最も肥沃な平原のひとつ、メコンデルタの中心という利点を有効活用しながら、ベトナム米の価値と農家の収入の向上に貢献してくれるだろう。
編集ライターB?o
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