最近ハノイの若者たちの間で話題の新スポットがある。それはおしゃれなカフェでも、有名シェフが腕を振るうレストランでもない、ハノイ市内の小さな道だ。
通りの名前はブオイ(Buoi)通り。トーリック(To Lich)川と並行に走るこの通りには、落葉樹が立ち並んでいて落ち葉の季節になると、美しい景色が広がる。黄葉した葉が降り積もり、黄金色の絨毯を敷いたかのような美しい通りの景色を何百人もの若者たちが写真や動画に収めソーシャルメディアに投稿し、今話題の撮影スポットとなっている。黄金色の小さな葉が舞う景色を、ハノイにいながらにして味わえる「韓国の秋の景色」と人々は表現している。近隣に住宅がなく、きれいな写真が撮りやすいのも人気の理由の一つだ。
台湾のワシの別名を持つB?ng l? nh?（モモタマナの一種）の木の高さは10～20m、枝を張った部分の高さは6～8m程度。薄茶色の樹皮、小ぶりの美しい葉、短い枝を持ち、上向きに成長して街路に適度な木陰を作る落葉針葉樹だ。倒れた時などに掃除の手間がかかるハンノキなどと比べ、葉も果実も小さく、手入れも楽とのことで、数年前にこの場所に植えられた。
小さな葉はすべて数日のうちに黄葉し、落葉してしまうので、若者たちは期間限定の景色を見逃さないよう、声を掛け合っている。ハノイには撮影スポットがたくさんあるが、新しい場所を探索するのが大好きな若者たち。なかには、遠くからわざわざ写真を撮りにこの場所を訪れる人もいる。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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