国際的なスポーツトーナメントの放送権はベトナムの視聴者にとって大きな関心事となる。ベトナムでのFIFAワールドカップ(W杯) 2022決勝戦の放送権料が、前大会時を約30%上回る1500万米ドル(約3500億VND)で販売されたことを各メディアが伝えた。放送権を購入した局は、地上波・ケーブル・衛星・IVTVの独占放送権(ラジオは含まない)を獲得する。
OTTを含むインターネットおよびモバイルでの配信権のパッケージも販売された。FIFAはサービスプロバイダーに対し、開幕戦や閉幕戦などの特定の試合の宣伝、放送ならびに一定の視聴率の達成を要求している。ベトナムはW杯放送権を2010年には350万ドル、2014年には700万ドル、2018年には1000万ドルで購入している。
放送権料が大幅に高騰するなか、テレビ局に与えられたオプションの一つは、これまでのような単独購入ではなく共同資本での購入、そして出資額に応じた放映権の分配。現在ベトナムの各局の代表者らは、パートナーとの価格交渉を進めている。金額に折り合いがつかない場合には、ベトナムのテレビ局はカタール大会の注目試合の生放送を断念することを余儀なくされる。
東南アジアではインドネシア、ブルネイ、カンボジア、マレーシア、フィリピンがW杯2022放送権を獲得済。3500億VNDはベトナムのどのテレビ局も首を横に振りたくなる価格ではあるが、広告規制はないため、費用対効果は期待できなくもない。
編集ライターB?o
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