愛鳥家の間では「空中の偵察機」とも呼ばれるハヤブサやワシなどの猛禽類を好んで飼育・訓練する若者たちがハノイに存在する。猛禽類の飼育・訓練には(VNDにして)数千万単位の費用がかかるという。
ワシやハヤブサなどの猛禽類は、鋭いかぎ爪と嘴を特徴とし、他の動物を捕食する鳥の仲間。中東で始まった猛禽類の訓練の文化は約10年前にベトナムに輸入された。ベトナムの鳥類ブリーダー・愛鳥家のネットワークは近年、より大きくなっている。「空中の偵察機」あるいは別名「スカイキラー」を所有するには、飼い主の手から餌を食べる練習、空中で獲物を捕まえる練習などを含む屋外での訓練とライセンスが必要。ハヤブサやワシなどの猛禽類の調教はゆっくりと長い期間をかけて行う必要があり、最低でも3~6か月かかる。
愛鳥家は、鳥の購入費用だけでなく、訓練での使用目的でフェイスマスク、三層構造の革製グローブ、疑似狩猟の餌からGPSナビゲーション、Flycamなどの最新機器への投資も惜しまない。鳥に搭載するGPSロケーターは 3000万VNDに及ぶ。
飼育するには、各個体の行動、食べ物、特性を熟知することが不可欠。ケージに長時間入れておくと、病気になりやすいので、頻繁に飛ばすことが重要。餌は通常、生肉、ウズラ、ハトなど。脂肪が少なくタンパク質が豊富な餌を選び、1日当たり個体の体重の10分の1程度の量を与える。猛禽類を調教するには、場所の確保から道具の購入まで、多くの問題点がある。
編集ライターB?o
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