株式会社日立製作所は16日、ベトナム全土に行き届く新たな金融サービスの確立に向け、国営企業のベトナム・ポスト(以下、ベトナム郵便)および消費者金融機関のベトクレジット・ファイナンシャル・カンパニー(以下、ベトクレジット)との協業を開始すると発表した。
具体的には、エンドユーザーとベトクレジットのオペレーターをビデオ通話でつないで個人ローンの申込・契約などを可能にする日立のタブレット型自動契約端末「C-ACM」を、5月よりベトナム郵便の40拠点で導入する。これにより、これまで金融サービスが行き届いていなかった農村部をはじめとする地方にも、都市部と同等の、便利で質の高いサービスを提供できるようになる。
同社とベトナム郵便は、2017年に非現金サービス分野で協業を開始。また同社とベトクレジットは、2020年より「C-ACM」の取り組みを開始し、両社で効果検証を重ねてきた。