エビの発酵調味料「マムトム(m?m t?m)」に各種食材をディップしていただく米麺料理「ブンダウマムトム」は、ベトナム北部の素朴な名物料理。基本的な材料は、主役のマムトムに米麺(ブン)、揚げ豆腐、きゅうり、ハーブなど。時には焼きおにぎり、ゆで豚、さつま揚げなどの食材が足されることもある。
独特の強烈な匂いがあるマムトムは、外国人だけでなくベトナム人ですら苦手な人もいるが、そのマムトムを使った料理を提供するレストランの紹介記事が最近、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズに掲載された。ニューヨークのレストランでメインシェフを務めていたジェラルド・ヘッド氏は、ベトナム人の妻の指導のもとマムトム作りを始め、ニューヨークのロウワー・イースト・サイドに小さなベトナム料理店「マム(M?m)」をオープンさせた。
夫妻は「ニューヨークにはブンダウマムトムを販売している店はありません。マムトムを好きになる人はいるはず。皆さんに今までにない味を楽しんでみて欲しい」とブンダウマムトムを店の看板メニューにした理由を語る。実際に、ニューヨークの路上に突如現れたブンダウマムトムは多くの食通を魅了している。見た目も味も本物のブンダウマムトムを提供するため、夫妻は豆腐からソーセージまですべて手作りしている。価格は32米ドル(約80万VND)と高めではあるが、アメリカ在住のベトナム人は懐かしい味を、欧米人はプラスチックの椅子に座っていただく新しい味を存分に堪能している。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!