今月21日外務省のホームページにて第16回日本国際漫画賞の受賞作品が発表された。入賞作品リストには、ベトナム人漫画家ホアン・トゥオン・ヴィ氏の作品「月夜の雨(Rain in a moon night)」が含まれた。ベトナム人漫画家が受賞するのは4回目となる。
「月夜の雨」は昔のベトナムを舞台にした人気BLシリーズの一作品。TuongとVuの2人の登場人物の日常生活を中心に描かれる穏やかなラブストーリーとなっている。著者のヴィ氏は「もともと時代物への興味はありましたが、作品のアイデアの組み立ては無作為でした。2人の主人公の人物像を思いつき、2人が互いに与え合う影響と成長を描く予定だったのですが、描いているうちにより深いつながりと意味のある完全な物語へと発展していきました」と話す。受賞に関しては「結果はあまり期待せずに応募したので、とても驚きましたが嬉しかったです」とコメントしている。同シリーズはヴィ氏が2020年初めにSNSに投稿したところ、多くの若い読者の支持を得て、後にコミコラ社から正式に出版されている。2巻まで発売されており、全5巻の出版が予定されている。
日本国際漫画賞は日本から世界に広がるマンガ文化を通じて国際交流と相互理解の輪を広げることを目的として、2007年に外務省が創設した賞。日本の著名漫画家や漫画雑誌編集長が審査委員を務め、毎年オランダ、台湾、韓国、スペイン、中国、ベトナムなどから約500作の応募作品が寄せられる。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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