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新デザインのパスポートが複数の国で承認されないトラブル続く|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

今年7月1日よりベトナム国内で発給が開始された新デザインの一般旅券(パスポート)が、一部の国において使用が認可されない状況が続いている。ドイツ、スペインに続き、在ベトナム・チェコ共和国大使館は、ベトナムの新デザインのパスポートが国際民間航空機関(ICAO)の基準を満たしていないと判断し、承認を停止したと発表。出生地に関する情報が欠けており、査証(ビザ)申請時に申請者の身元を確認できないことが理由だ。ここにきてさらにフィンランドが、前記の3か国と同じ理由で、新デザインのパスポート保持者に対し、ビザの発給を一時的に停止するという事態が発生している。

出生地情報の不足は、個人の身元の隠蔽や詐称につながる可能性があり、国境警備において不利益であると考える国は多い。出生地という普遍的な情報は、同じ姓名を持つ人の識別にも役立つ。ICAOのガイダンスによると、パスポートへの出生地情報の記載は必須項目ではなく、対応は国によって異なる。ヨーロッパ諸国がベトナムの新デザインのパスポートを受け入れないという状況に、ヨーロッパ旅行を取扱うベトナム国内の旅行会社は困難を強いられている。

ベトナム公安省は新デザインのパスポートの承認を停止した各国の関連機関と協力し、問題解決に努めている。ドイツでは、ベトナム大使館が新デザインのパスポート保持者に対し、ドイツ語で出生証明書を発行することで当面の問題を解決。スペインは現在、新デザインのパスポートの使用を認可している。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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