南部解放記念日48周年を迎え、ホーチミン市人民委員会庁舎が一般公開された。市民や観光客に向けて内部が公開されるのは今回が初めて。
ホーチミン市1区レタントン通り86番地にあり、正面にグエンフエ通りとバクダン埠頭公園を望むホーチミン市人民委員会庁舎は、同市を代表するコロニアル様式の芸術的建造物のひとつ。フランス植民地時代にフランスのパリ市庁舎をモデルに、フランス人建築家フェルナン・ガルド氏によって設計され、1898年に竣工、1909年に完成した。建設当初は「H?tel de ville(市役所)」と呼ばれていたが、ベトナム共和国時代には「サイゴン市庁舎」と呼ばれるようになり、オフィス・会議室として当時の政府職員に使用されていた。1975年4月30日のベトナム統一以降は「ホーチミン市人民委員会庁舎」と称されるようになり、2020 年には文化スポーツ観光大臣によって国家級芸術建築遺跡として認定された。
内部見学には事前申し込みが必要で、4月29日、30日の2日間は午前8時~午後12時、午後2時~午後5時の2部制で公開された。ホーチミン市観光局の報告によると、2日間で51組、約1500人の観光客が庁舎を訪れ、100年を超える歴史と建築美に触れるツアーを堪能したとのこと。 一般公開には、国内外の観光客から大きな反響があった。ツアーの定期開催を望む声も多く、ホーチミン市観光局は、ホーチミン市人民委員会庁舎の一部一般公開の継続を現在検討している。
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