コロナによるパンデミックとその後の経済不況により、ホーチミン市では多くの夫婦が子どもを持つことに慎重になっている。
ホーチミン市では1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が2017 年に1.35人に。政府も危機感を抱き工業団地や経済区での幼稚園、保育園の建設を急ぐなど子育て支援を打ち出した結果、最新の統計では1.39人まで増加した。しかし少子化が叫ばれて久しい日本の2021年の同値が1.30人だったことからも、その深刻さが読み取れる。現在ホーチミンでは「子どもは欲しいが経済的に安定なので、数年間は先延ばし」と考えている30歳前後の夫婦が多いようだ。
現在は人口ボーナス期を謳歌しているベトナムだが、2036年までに65歳以上の人口が14%を超え高齢社会に突入すると予想され、出生前の性別選択による男女差も顕著になるなど、今後の課題も多い。
引用元:Viet Nam News 4月15日
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