熱湯入りのグラスを巧みに操るアイスティーショップの女性オーナー

ハノイ市ドンダー区フォンマイ通り、国立中央老人病院の門の向かいにあるアイスティー店の映像がSNS上で注目されている。

早朝5時30分から午後6時まで営業しているこのアイスティー店の客は主に病院の患者、患者を見舞う家族や、医療従事者など。アイスティー、ライムジュース、サトウキビジュース、パッションフルーツジュースなどを販売しており、価格は3000~1万5000VNDと店自体はいたって普通。話題となっているのは、熱湯が入った複数のカップを操る店主、グエン・ゴック・リーさんの素早い手捌きと衣装だ。

利用客に病院関係者が多いこともあり、リーさんは衛生安全維持のために、ドリンクを注ぐ前にカップを熱湯で2回手際よく洗い流す。見知らぬ人の言葉をきっかけに始めたこの習慣を、彼女は過去10年間にわたり続けてきた。「毎日何カップの熱湯を使うのかは覚えていません。現在のように扱えるようになるまでに、カップをいくつも割ったし、火傷をしたこともありました。水と時間の無駄、と思う方もいらっしゃるようですが、お客さまに安心してご利用いただけるよう続けてきました。支持してくださる方も多いです」と話す。

髪の長い女性が多いベトナムでは、ベリーショートの個性的なヘアスタイルでチャイナドレスを凛と着こなすリーさんの外見も目を引く。コロナ以前からずっと続けてきた熱湯消毒の習慣、ファッションスタイル、アイスティーの販売と利用客との対話を引き続き楽しんでいきたいと彼女は語る。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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