飲料ブランド2社間で宣伝合戦が勃発!肝心の宣伝効果はいかに?

今月初旬にホーチミン市の2つの店舗に争うように掲げられた2つの大看板が、道ゆく人の目を奪っている。ことの発端はアイスティー専門店「ダウマーミックス」の店舗のすぐ隣にミルクティー専門店「メイチャー」の店舗がオープンしたこと。そしてダウマーミックスがある日突然「ミルクティーばかり飲んで太るのは怖くない?」と書かれた挑発的な大看板を店舗に掲げたこと。これに対してメイチャーは、「脂肪分は不可欠ではないかもしれません!でも間違いなく美味しい!」と書かれた大看板で応戦した。

これ以上にないほどにオープンなバトルは人々の興味を惹きつけ、この2つの広告看板を撮影した写真がSNS上に次々に投稿された。オンラインコミュニティの反応も良く、この広告は一週間で急速に拡散されていった。ダウマーミックスのフェイスブックのページへの投稿には10万3000件を超えるリアクションと1万件以上のコメントが寄せられ、SNS上でのブランドの認知度も急激に上昇した。メイチャーのフェイスブックのページにも何千ものリアクションが寄せられ、フォロワー数も急増。両ブランドに爆発的な広告効果をもたらした。戦いの場であるディエンビエンフー通りの店舗にも長蛇の列ができており、売上効果も上々だ。

過去にはGojekとBaemin、コカコーラとペプシなどが屋外広告によるバトルを繰り広げ、強力なマーケティング効果をもたらしたこともあり、屋外広告によるバトルは、広告戦略のひとつとして定着している。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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