グエン・クアン・ズン監督の最新作に賛否両論 評議会に再評価要請

10月20日に劇場公開されたグエン・クアン・ズン監督の新作映画「??t r?ng ph??ng Nam(英題:Song of the South)」に関する議論が熱を帯びている。

同作は20世紀初頭の南部地域を舞台に家族の愛と少年の冒険を描いたヒューマンドラマ。ところが「史実を正しく描いていない」「細部が不明瞭で観客の誤解を招く」「映画の紹介文に『作家ドアン・ジョイの同名小説からインスピレーションを得た』とあったが、映画の内容は小説とは大きく異なっていた」「サブラインに比べて主人公の役割が薄い」など、観客から数々の批判が寄せられている。10月23日朝の時点で、同作の興行収入は約990億VNDに達したと言われているが、この数字は公開前の予想興行成績を下回っている。

これに対して映画製作関係者や一部の観客は「同作は歴史的文書ではなくフィクション作品である」「ドキュメンタリーとして細部まで精査して観るものではない」と主張している。SNS上では「感動して涙が溢れた」「ドラマチックなシーンだけでなく、ただ川の流れを映した情景にさえも心を揺さぶられた」などの声も多数見受けられる。

大多数の観客による論争が巻き起こっていることを受け、文化スポーツ観光省は映画鑑賞評議会に同作の再評価を要請。誤解を招くことを避けるために、一部の内容の編集、ならびに映画冒頭に表示されるドアン・ジョイの同名小説よりインスピレーションを受けたという文言の調整が提案された。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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