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ベトナムでデリバリーを活用する

ベトナムでは、あらゆる業種でデリバリーサービスが発達しています。上手に活用して快適な生活を送るためのヒントを、ここでは紹介します。

食事のデリバリー

レストランが独自にデリバリーサービスを行っていたり、最近ではデリバリーのポータルサイトも複数あり、1,500店以上の加盟店を持つサイトもあります。

スーパーで買った物を家まで運んでもらう

スーパーで大量に買い物をした後、重い荷物を持って帰るのに苦労したことがある人も多いのではないでしょうか。手ぶらで帰れたらどれだけ便利でしょう。

実は、大きなスーパーや、アパートに併設されているスーパーでは、購入したものを家(部屋)まで届けてくれるサービがあります。店舗によって「50万VND以上の会計で無料デリバリー」などの条件が設定されています。レジ付近にあるカスタマーカウンターで手続きができます。

一般的な手続方法としては、カウンターのスタッフに宅配を申し出て、レシートを見せ、品目をチェックしてもらい、指定の伝票をもらいます。届け先の住所・部屋番号・電話番号を記入します。配達時間を確認しサインをしたら手続完了です。

バイク便を利用する

配車アプリ「Grab」では、配達員(主にバイク)をアプリで呼んで、荷物を渡すと指定の場所まで荷物を届けてくれるバイク便サービスがあります。2kmまでが定額1.5万VNDで、それ以降は配達先までの距離に応じて+5,000VND/kmと設定されています。アプリは英語対応なので、ベトナム語が出来なくても使えます。

また、「Giaohangnhanh(ヤオハンニャイン/ザオハンニャイン)」や、「Giao hang tiet kiem(ヤオハンティッキェム/ザオハンティッキェム)」などの、市内から市内なら距離にかかわらず定額で2万VND(≒93円)程度と、より安価なサービスもあります。ただし、いずれのアプリ/サービスは現在のところベトナム語にしか対応していないため、外国人が利用するには少しハードルが高いのが難点です。

クオリティには期待しない

ローカルの宅配サービスは非常に安価で発達しているものの、お店の意識や配達員の教育水準は日本人にはフィットしていない。注文と違うものが届いたり、時間通りに来ない・届かない、配達中に弁当の中身がグチャグチャになってしまっていたり、お釣りを持っていないなどの残念な思いをすることも多々ある。またそういった場合にクレームを入れても、お店側と配達員(委託)の間で互いに責任のなすり合いに発展するなど、解決に向かわず利用者が泣き寝入りを強いられることもしばしば。安価なサービスなので利用にあたってはこういったリスクが伴うことを予め理解しておこう。

一方、日系や欧米系のレストランや宅配サービスは、価格がローカルよりも高くなる場合が多いが、アクシデントへの予防策や対応、補償がしっかりしていることがほとんどなので、両者をTPOで上手く使い分けたい。

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