写真は(C) MICから引用
ベトナムは今年中に第5世代移動通信(5G)の商用化を目指し、さらに対応デバイスの開発なども含め5Gテクノロジー開発のパイオニアとなることを目標に掲げている。
■5Gデバイスの米国輸出を打診
1月20日、グエン・マイン・フン情報通信相は米国連邦議員訪問団と会談した。
フン情報通信相は席上、米国側に5Gの技術基準の構築に向けた協議の実現、さらにベトナム製5Gデバイスの米国市場への参入に向けた検証の実施について打診した。
これに対し、セス・モールトン米国下院議員は、大使館を通じて回答するとした。
フン情報通信相は「ベトナムは2020年の5G商用化に向けて、5Gデバイスのネットワークセキュリティ基準を公表する」「ASEAN域内で5Gテクノロジー開発のパイオニアを目指す」と述べた。
■Viettelが世界の5Gメーカーへ躍進
この数日前に、フン情報通信相とチュー・ゴック・アイン科学技術相は軍隊工業通信グループ(Viettel)製のデバイスで国内初となる5G通信のビデオ通話を実施した。
現時点で5Gデバイスメーカーは全世界で5社(エリクソン、ノキア、ファーウェイ、サムスン、ZTE)、Viettelは第6のメーカーとなる見込みだ。Viettelは5G小型基地局の商用化を今年6月に実現し、2021年6月には全通信網への適用を目標に掲げる。
■5Gでベトナムが世界のトップに
フン情報通信相は2018年末に現職に就任直後から「5Gはベトナムが世界ランクを変えるチャンスになり得る」として、国内大手テクノロジー企業に対し、5G通信網の早急な整備のみならず、5Gデバイスの製造も要請してきた。
引用元:VnExpress 1月21日