10月18〜19日、ホーチミン市では、サイゴン川を渡る歩道橋の鋼製アーチ輸送が市民の注目を集めた。重さ3,400トンの構造物がバージ船に載せられ、市中心部へゆっくり進む様子を見ようと、川沿いの道路や見晴らしの良い橋には多くの人が集まり、スマートフォンや双眼鏡でその姿を追った。見慣れた都市景観の中を巨大構造物が進む光景は珍しく、写真や動画も相次いでSNSに投稿された。
アーチはニッパヤシの葉をモチーフにした形状で、長さ約187m。18日早朝に旧バリア・ブンタウ省のドンスエン工業団地周辺を出発し、約124kmを航行して19日午後にバクダン埠頭へ到着した。輸送中は複数の曳船が慎重に誘導し、橋梁や水上交通の多い区間を通過した。21日には橋本体との接合作業が予定されている。
この歩道橋はバクダン公園側とトゥーティエム新都市を結ぶ計画で、完成後は歩行者向けの新たな回遊空間となる見込みだ。巨大アーチが都心へ到着する珍しい光景は、市民にとって街の変化を実感する機会にもなった。

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