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ジャスミンティーのティーバッグ【飲み比べ】|ベトナムの「食」をフードアナリストちぇりが深堀り!|VIETNAMFoodLover(No.181)

商品によって、味わいはさまざまなジャスミンティー

ジャスミンティーは、ジャスミンだけを使ったハーブティーであることは少なく、緑茶やウーロン茶、白茶などをベースにジャスミンの香りをつけたものであることが多いです。つまり、商品によって味わいはとてもさまざま。手軽なティーバッグでも、おいしいものはたくさんあって、個包装のものはお土産などにも良いと思われます。今回はいろんな種類のジャスミンティーを試して比較します。

TRA HUONG LAI【PHUC LONG】


1968年創業の老舗のお茶屋さんが出している、外国人にも最も知られているジャスミンティーかもしれません。ジャスミンの香りがほどよく広がり、わかりやすく、苦味やお茶のうま味とのバランスも抜群です。いろんなスーパーやコンビニに売っていることが多く、手に入れやすいのも魅力の1つ、お値段もお手頃。
■香りから選ぶ   ★★★★
■濃さから選ぶ   ★★★
■苦味から選ぶ   ★★★

Green Tea with Jasmin Petals【Dilmah】


お茶の部分がかなりマイルドで、あまり得意ではないという方にも楽しんでもらいやすいジャスミンティー。緑茶にジャスミンの花びらで香りをつけているタイプで、終始穏やかな飲み心地。温かい状態でいただく方が香りを楽しみやすく、いろんなタイプのお菓子とも合わせやすい重宝するお茶です。
■香りから選ぶ   ★★★★
■濃さから選ぶ   ★★
■苦味から選ぶ   ★★

Tra Thai Nguyen HUONG NHAI【VIET ANH】


ティーバッグ1つでもかなり濃く出るので、大きなティーボットにたっぷりのお湯で淹れるのがおすすめです。渋み、苦味も強いが、適切なお湯の量で淹れるとすっきりとシャープな味わいで後味の引き際も良い。輪郭がはっきりしているので、氷をたくさん入れても美味しくいただけます。清涼感に溢れた味わいです。
■香りから選ぶ   ★★★
■濃さから選ぶ   ★★★★★
■苦味から選ぶ   ★★★★

GREEN TEA JASMINE【TWININGS OF LONDON】


口に入れた瞬間の感覚がとてもまろやか。程良い渋みと深みのある味わいは明確ですが、余額までなめらかで、飲み終わりの最後にふわっと広がるジャスミンの香りが印象的。飲み始めから飲み終わりまでの味の変化が楽しいので量をたくさん飲むためというより、お茶自体をゆっくり楽しみたくなる味わい。
■香りから選ぶ   ★★★
■濃さから選ぶ   ★★★
■苦味から選ぶ   ★★

Moringa Tea Jasmine【Mori】


スーパーフードと呼ばれるモランガのお茶にジャスミンの香りを合わせたもの。モリンガ自体、少し飲みづらいクセのあるお茶なので、ジャスミンの香りは、それ自体を楽しむというよりモリンガの飲みづらさを中和させるためにある感じ。おいしさよりも珍しさ、健康的と言われるものに興味ある人向け。
■香りから選ぶ   ★★
■濃さから選ぶ   ★★
■苦味から選ぶ   ★

TRA LAI HUU CO【FITO】


伝統薬の製薬会社が出しているお茶のシリーズの中の一つ。オーガニックを謳っており、ホーチミン市でも長く存在している会社の商品なので安心感があります。ベースの味わいが強く、ジャスミンの風味はそんなに強くないので、それを目的に買うと少し期待外れに感じるかもしれません。渋みが強めです。
■香りから選ぶ   ★
■濃さから選ぶ   ★★★
■苦味から選ぶ   ★★★★
お土産にもぜひ
今回ご紹介した比較商品は、「Green Tea with Jasmin Petals」以外、個包装となっていますので、お菓子などに添えてバラ撒き土産などにするのにとても便利です。またジャスミンティーは、ときどきハーブティーのように思われることがありますが、緑茶やウーロン茶を基本にして、そこにジャスミンの香りをつけているケースが多いです。つまり、カフェインが含まれるので、ノンカフェインのハーブティーと混同されませんようにお気をつけください。

Writer: ちぇりさん|在住12年目。日本で1,500件、ホーチミン市内で3,000件以上を食べ歩き、現地の食材や調味料にも興味津々。食べるのも作るのも好きなフードアナリスト。
フードアナリストちぇりのホーチミンの美味いもん

掲載号:767号 発行日:2025年11月19日

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