グルメ・旅行系インフルエンサーが撮影したモッパン動画（食事をする様子を映す配信）がTikTok等で拡散され、北西部の名産物である「水牛の角の実/quả sừng trâu」が検索上位に躍り出るトレンドキーワードになっている。好奇心旺盛な人々は、都心でも山の味覚を味わいたいと、オンラインショップ等でこの実を探している。
「ヤギの角の実」とも呼ばれるこの「水牛の角の実」は、直径約10～15cmで、独特な形、強い香りと自然な甘酸っぱさが特徴。唐辛子のように先が尖った形の実が2つ、根元でくっついていて対になっている様子はまさに水牛の角のよう。外皮は硬く、熟してもなお濃い緑色を保つ。豆の一種のようにも見えるが、半分に切ってみるとなかには絹のような細い繊維と小さな種子が混ざり合った芯があり、豆というよりは瓜に近い。外皮を剥き、薄くスライスして齧ると酸味とほのかな苦味が混ざり合った独特な風味がする。この実をチリソルトや北西部のタイ族の人々が作るスパイスミックスのタレ「チャムチェオ（cham cheo）」をつけて食べると一層風味が増し、やみつきになると多くの人が言う。
8月から12月頃にかけて、水牛の角の実は旬を迎える。地元の人々はせっせと森へ出向き、都市部の食通たちのニーズに応えている。水牛の角の実は現在、オンライン市場では1kg当たり4万5000～8万5000VND、チャムチェオとセットの場合は1kg当たり10万～12万VND程度で取引されている。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
