コーヒーチェーン「ハイランズ・コーヒー」が、ホーチミン市タンビン区ホアンバントゥ通り249番地に、同社初のドライブスルー店舗をオープンした。空港に近い同店舗で、短時間で車内から注文・支払い・受取ができる同サービスを導入することで、迅速かつ手軽にコーヒーを買いたい顧客を惹きつける狙いだ。ドライブスルーはベトナムではまだ比較的新しく、消費者の反応が注目される。
ドライブスルーサービスには、洗練された運営システム、適切なインフラ、訓練されたスタッフ、車両がスムーズに移動できるスペースが必要であり、同社はこの度の試験導入に向けて綿密な準備を進めてきた。米国ではスターバックスやマクドナルドといった飲食チェーンの売上の66~70%をドライブスルーが占めているというデータを踏まえて、ハイランズ・コーヒーはドライブスルーサービスの拡大という長期戦略を通じてその地位を確固たるものにしていく方針だ。自家用車の所有率が高まっているホーチミン市を試験導入の実施場所に選び、試験導入が成功した暁にはホーチミン市の衛星都市、主要道路沿いにドライブスルー店舗を拡大する計画。IPO前の試験導入の実施には、大衆向けコーヒーブランドから国際的なF&B企業へのシフトを目指す同社の意欲も感じられる。
ドライブスルーを実際に利用する客はまだ少ないものの、関心度は高い。ドライブスルーの普及のためには、コロナ禍で成熟した迅速かつ安全な非接触型の消費トレンドを上手く追従する必要がある。

こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!