入・出国の際の注意|調達&ビジネスガイドブック2025

出張や駐在時にトラブルが発生する事案は今日も数多くあります。問題発生件数をできるだけ少なくするためにも、事前に情報を入手し、対策しておくことが重要です。

入出国
入国時には空港のイミグレーションセンターにてパスポートと旅券を提出し、本人確認が行われます。このタイミングで長期滞在ビザを所持している場合は提出する必要があります。

ビザ申請
2025年1月現在、パスポートに6カ月以上の余裕があること・ベトナムの法令の規定により入国禁止措置の対象となっていないことなどを条件に日本を含む80カ国はビザなしで入国することが可能です。また、45日間滞在することができます。
電子ビザを発行すると、最長で90日間滞在することができます。(シングルビザは25ドル、マルチビザは50ドル)
ビザを使用しての入国時には、印刷したビザが必要です。入国時に提示することでパスポートに押されるハンコの期限を90日後にしてもらえます。
この作業を怠るとビザを発行していたとしても、入国期間は45日に制限され、それ以降の滞在は不正入国とみなされるので気を付けましょう。

持ち込みおよび持ち出しに注意が必要なもの
日本に免税で持ち込める範囲
・たばこ:日本製、海外製それぞれ200本(1カートン)以内
・お酒:トータル2,280ml以内
・香水:香水は2オンス(56ml)以内
・その他の品目:合計20万円以内

ベトナムに免税で持ち込めるもの
・たばこ:400本以内
・お酒:22度以上のものは1.5L以内、それ未満のものは2L以内、ビールは3Lまで。
・金:300g未満まで。

一般的に持ち込み・持ち出しが禁止されている物品は銃、爆発物、麻薬、骨董品、ベトナム人のモラルに悪影響を及ぼすおそれのある出版物などですが、書籍・DVDの持ち込みはひときわ注意が必要です。日本より「わいせつ」の基準が厳しいベトナムでは、雑誌やDVDの検閲が細かく行われ、違反しているものを所持しているだけで逮捕されます。破棄のみで解決することは少なく、その場で多額の罰金を支払わなくてはいけない可能性もあります。大量のDVDやスマートフォン、PCも疑われることがあるので気を付けましょう。検閲のため数日預ける必要がある場合もありますが、基本的に機械類は個人利用であることを説明すれば解決します。

2025年1月1日から、ベトナム国内で電子タバコ(加熱式たばこ、ベープ吸引器など)の所持・使用が禁止となりました。海外から持ち込むことも禁止となり、重い罰金刑を課される可能性があるので、持ち込まないことをおすすめします。

免税の枠を超えて物品を持ち込む際には、空港勤務者から申請用紙をもらい、書き込む必要があります。
必ず配布される書類ではないので、自主的に受け取りましょう。(薄緑色)

5,000ドル以上の持ち込みは申告を
長期滞在に備え、大きな金額を持ち込む方も多いのではないでしょうか。5,000ドル以上を持ち込む際には空港で申請する必要があります。
入国審査を終えた後に税関窓口で税関申告書を受け取ることができます。審査完了時に受け取る検証印はベトナム国内で銀行にお金を預ける際にも必要になります。
出国時に5,000ドル以上を持ち出す際に、上記の申請を行っていなかった場合は超過分は没収されます。

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