中国のデザイナーズトイメーカー「ポップマート(Pop Mart)」が販売する「LABUBU」のアートトイがアジアを中心に熱狂的なブームを巻き起こしたことをご存知の方は多いだろう。今年の初めからLABUBUやその他のキャラクターのチャームをジャラジャラとたくさんバッグに飾った若者たちの姿を街中でよく見かけるようになり、今年を代表するトレンドのひとつとなった。このトレンドがここまで流行した理由は、チャームと個性をプラスし、普通のバッグをユニークで魅力的なファッションアイテムに変化させられる点にある。
そして今、ホーチミン市のZ世代の若者たちがまったく予想外のチャームをバッグのデコレーションに使用している姿がネット上で公開され話題になっている。Labubuから王座を奪おうとしているチャームは、新しいアートトイではなく、ベトナムの伝統的な餅(ちまき)バインチュン、モンキーバナナ、ナス、ニンニク、タマネギ、クロワッサン、魚醤のミニパックなどの食品。使用されているのはそれらの形をした食品模型ではなく実物であり、バッグにぶら下がっているバナナを捥いで食べる動画も投稿されている。
この写真と動画はすぐに注目を集め、SNS上で大きな反響を呼んだ。特に海外の人々はその斬新さと実用性に驚きと感心の声を寄せており、創造性や個性の主張にとどまらず、ベトナムの食文化への誇りをアピールする機会にもなっている。今後さらなる独創的な「食べられるチャーム」が登場しそうだ。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!