5月31日から6月9日にかけて「第2回ホーチミンリバーフェスティバル2024」が開催された。開幕を飾った特別アートプログラム『伝説の列車』は、会場にいた約1万人の観客ならびにテレビやソーシャルメディアなどを通じてオンラインで視聴した多くの観客を惹きつけた。同プログラムはホーチミン市人民委員会の指導のもと、ホーチミン市観光局、ホーチミン市文化・スポーツ局が主催し、Newday Mediaが運営を行った。
約90分間にわたりサイゴン港の屋外パフォーマンス・スペースにて開催された特別アートプログラム『伝説の列車』は、歴史、映画、エンターテイメントを融合させた壮大なミュージカル。サイゴン川を舞台に繰り広げられた近代史の物語を5つの章に分けて観客に届けるこの一大エデュテイメントの脚本と総監督を手掛けたのは「心のストーリーテラー」として知られる有名女性監督レ・ハイ・イェン氏。テクノロジー、アクロバット、手話なども取り入れられ、視覚と聴覚を満足させるエンターテイメント性の高いプログラムでありながらも、民族の壮大な歴史物語とそこに隠された奥深いメッセージをしっかりと伝え、観客に歴史への誇りを感じさせた。
この公演に向けてアーティスト、俳優、スタッフは夜通し準備と練習を重ねてきた。観客からは「鳥肌が立った」「感動の連続!」「地方や海外からの観光客にとっても非常に有意義な体験になる」「より多くの観光客が体験できるよう定期開催してほしい」などの声が聞かれた。
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