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ベトナムの桜ことモモイロノウゼンが、通りを鮮やかな桃色に染める

3月に入り、ソクチャン省チャウタイン郡にある、ベトナム西部で最も美しいとされるモモイロノウゼン(桃色凌霄花)の並木道を大勢の人が訪れた。国道1号線からチャウタイン郡の行政地区まで、1km以上にわたり続くこの並木道(Hùng Vương通り)には、数百本のモモイロノウゼンの花が美しい絵画のように咲き誇っている。この美しい光景を誇りに思う西部の若者たちは「まるで韓国のテレビドラマのワンシーンのよう」と表現している。

モモイロノウゼンのラッパ型のピンク色の花は、房状に5~10個まとまって咲く。花は3~4日咲いた後、桜の如く散り落ちるので、道路一面に花びらが敷き詰められ、美しいピンクの絨毯を敷いたかのように様変わりする。それだけでも十分にロマンチックなのだが、風にふかれて美しい花が散る様子はさらに幻想的で、花が満開になる時期にはメコンデルタ周辺のさまざまな省から何百人もの観光客が訪れている。朝7時から9時までの一日が始まる時間帯、または午後4時から5時までの夕暮れの光の中が、写真撮影には最も理想的とのこと。

モモイロノウゼンは南米原産の植物で、2009年頃から南部のいくつかの道路で街路樹として実験的に植栽されてきた。ベトナム南部の暖かい気候と土壌が生育に適したこと、また街並みに彩りを添える優美さで人々に愛されたこともあり、モモイロノウゼンは多くの道路に植栽され、厳しい暑さを和らげる役割を果たしてきた。今では春の到来を告げる風物詩となっている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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