ボディビル大会で日本人駐在員メダル獲得

10月15日にホーチミン市で行われた「NABBA WFF ASIA PACIFIC CHAMPIONSHIP」で、ハイフォン市に在住の日系企業駐在員、福富徹氏がメダルを獲得した。21の国と地域から200人以上が参加した同大会で唯一の日本人参加者で、福富氏はBERMUDA MODEL(メンズフィジーク)部門とJEANS MODEL(ジーンズモデル)部門の2部門に初出場し、両部門で3位に入賞した。  


福富氏はベトナム駐在歴11年だが、本格的にトレーニングを始めたのはここ2~3年と言うから驚きだ。自分に自信がなく、メンタルを強くしたいという思いからBODY MAKEを始め、80キロあった体重を58.5キロまで減量した。同大会に出場したきっかけは、20年に他界した父の言葉。新型コロナウィルスの影響で帰国することができず、父と最後に交わした「トレーニングをしているなら大会に出てみろ」と言う言葉を胸に、今回の大会で見事に入賞を果たした。  
大会当日は不安と心配でいっぱいだったが、滞在先のホテルのジムで最後の調整をしていたところ、たくさんの日本人に声をかけられ勇気をもらった。本番では、父の言葉と自分に自信を持って堂々とアピールできた。

「今回の大会を通じ、人間は何歳になっても努力と信念があれば変わることができるのだと実感しました。私の成果を見てくれた在越邦人の皆さんが日本人として誇りと自信を持って行動し、素晴らしいベトナムライフを過ごせるきっかけになったら嬉しいです」と自信溢れる笑顔で福富氏は語った。

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