女子アジア杯2022兼FIFA女子W杯2023予選のプレーオフにて2-1で台湾を下し、ベトナム代表女子サッカーチームは、W杯初出場権を獲得。ベトナムサッカー史に残る大快挙となった。
専用チャ―ター機で帰国したメンバーは、その後行われた会談で、ファム・ミン・チン首相より直接祝福、表彰を受けた。政府機関代表、ベトナムオリンピック委員会、ベトナム投資開発銀行、THグループなどより賞金がチームに授与された。その額は総額23兆1,550億VNDにのぼる。
チン首相は、選手のたゆまぬ努力、鉄の意志と団結心、困難に打ち勝つ精神力などを高く評価。また会談中に、選手がこれまで月額約500万VNDのわずかな給与で、サッカーに献身しながら自分たちの生活を維持するために副業に携わってきたことも言及した。引退後、不安定な仕事や困難な生活に悩まされるサッカー選手も多い。女性選手の生活を改善する政策の推進、引退後のプレーヤーの雇用創出に注力することも提案された。
大会前にメンバーが次々に新型コロナウイルスに感染し、厳しい状況に追い込まれたにも関わらず、決して諦めることのなかった70歳のマイ・ドゥク・チュン監督とベトナム女子チームの選手たち。その粘り強さと精神力に、サッカーファンならずとも国民全員が誇りを感じ、賞賛を送る。
監督は「これほどの歓迎を受けたことはない。チームにとって最大のモチベーションであるファンからのサポートに心より感謝する」とコメントしている。
編集ライターB?o
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