夏休み中の子どもたちをリトリートに参加させる保護者が増加中

長い夏休み期間をどうしたら子供たちが有意義に過ごせるのか、保護者にとっては毎年頭を抱える課題のひとつであり、子供と一緒に夏休みの目標を掲げ、計画と調整に奔走する保護者も多い。ここ数年は夏休み中に寺院で開催される「リトリート」に子供を参加させる保護者が増えており、多く家庭のニーズを満たすために、リトリートを運営する寺院も増え始めている。

「リトリート」という言葉は「日常から離れた場所で心身を癒す過ごし方」という意味でコロナ禍に頻繁に耳にしたが、ここでのリトリートは「日常の生活を離れて内省と精神修養をする機会」のことである。寺院が主催する「リトリート(修養会)」には子供から高齢者まで参加できる。インターネットや電子機器から離れた環境で生活し、適度な運動と食事をし、厳しい規制を遵守しながら日常の課題を遂行することによって自己規律の感覚と正しいライフスキルを会得する。詠唱、ウォーキング、瞑想などの活動を通じて、仏教の倫理や人間としてのあり方について考え、心静かな生活が送れるよう指導を受ける。

参加した子どもたちには明らかな変化があったと保護者は語る。具体的には「早く起きるようになった」「自主的に家事を手伝うようになった」「身の回りを片付けるようになった」「良い返事をするようになった」「ゲームの時間が減った」「家族と積極的にコミュニケーションを取るようになった」「『ありがとう』『ごめんなさい』がきちんと言えるようになった」などの変化を挙げている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
PAGE TOP