グエンフーカン通りがベトナム旅行気分を味わえる壁画ストリートに 

グエンフーカン通り沿い、トン・ドゥック・タン通り近くの地区の壁一面が、生き生きとした鮮やかな壁画で飾られた。この地区では長年にわたり公共施設から店舗、住宅に至るまで、壁という壁に落書きがされており、都市景観を損ねると問題視されてきた。この長さ約200mの壁にも、以前はスプレーで描かれた巨大かつ不快な落書きがあり、地域の美化が求められていた。

落書きが消され、十数枚のベトナムを代表する美しい風景画へと描き直され、通りにはこれまでとは異なる明るく芸術的な雰囲気が生まれた。ホーチミン市の青少年ボランティアプログラムの開設30周年を記念した同プロジェクトは、ホーチミン市共産青年同盟、サイゴン大学連合、日本ペイント社の協力により実現。世界文化遺産である古都ホイアンのカウ寺、ハロン湾、北西部の段々畑、海辺の風景、風力発電所、働く地元民などを描いた10作品以上の大作は、6人のアーティストが約1か月かけて制作。アーティストの一人、ファム・フォン・ビンさんは「各々の絵は高さ2.5m、長さ10~12mあります。まずは下地を塗り、次に全体のイメージをスケッチしてから、細部に取り掛かりました。背景担当、細部担当などに分かれ、月曜から日曜まで休まず作業を続けました」と話す。

壁画に沿ってゆっくりと足を進めれば、ベトナムを代表する観光地を歩いて巡っているような気持ちになる。美しい壁画が完成したことにより、通りは写真を撮りに立ち寄る多くの若者や観光客で賑わっている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!
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