枯れない花束、クロッシェの花束がハノイの路上を鮮やかに彩る

秋を迎えたハノイでは、移動販売の花屋の車と一緒に写真を撮ることから、秋の味覚である緑のもち米「コム(c?m)」を食べることに至るまで、様々なトレンドが生まれているが、少々肌寒さを感じることもある季節に向けて、クロッシェ(かぎ針編み)のブームも加速しているようだ。

クロッシェを趣味としてきた人は昔からたくさんおり、「トレンド」と呼ぶには少々違和感を感じる方もいるかもしれない。クロッシェといえば、帽子、洋服、キーホルダー、バッグなどを手作りするのが一般的だが、今年トレンドとなっているクロッシェはそういった一般的な小物作りではなく、花束を作ること。クロッシェの花束であれば日本でも見かけることがあるが、そこはベトナム、花だけでは終わらない。花に加えて、動物、人気漫画のキャラクターなどをクロッシェで作り、棒の先端に取り付け、花束のように束ねてラッピングしたものが販売されている。

クロッシェの花束は、販売され始めてからすぐにハノイの多くの若者に愛されるようになった。なかには自分で作ってみようと毛糸を買う人もいるが、大半の人は出来上がった商品を路上の店で購入している。このトレンドに乗じて、クロッシェを趣味・特技とする若者たちが続々と作品を作って路上で販売しているようで、ハノイの街を歩くとクロッシェの花束を販売する店を多数目にするようになった。SNS上でも、路上で販売されるクロッシェの花束の写真や、このトレンドについて話題にしている動画が溢れている。

Bao
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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