約130年の歴史を有しながらこれまで謎に包まれていたホアンキエム区のハンダウ給水塔が一般公開され連日SNSなどで注目されているが、ハノイにはもうひとつ、最近になって一般に公開されるようになった穴場歴史スポットがあるのをご存知だろうか。
ロンビエン橋を渡ったところにあるザーラム駅。駅を利用する観光客は多いが、ザーラム鉄道車両工場を知る人は少ないであろう。1905年に建てられた、鉄道事業に関わっていた労働者にとっては懐かしい職場であるこの場所は、長年使用されず放置されていた。建物の内部に何があるのか興味を抱いた人はいても、訪問する機会はこれまでは与えられなかった。そのため、この場所が最近になって観光地としてオープンした際には、一部の人から大きな反響があった。
現在ザーラム駅はアート複合施設として生まれ変わっている。鉄道車両工場という天井の高い、広い空間を活かし、さまざまな分野のアーティストによって制作されたダイナミックな芸術作品が多数展示されている。難解な絵画作品などではなく、巨大なゴム草履、羽、水牛、アリ、魚、トンボなど、身近なものを題材とした大型のアート作品が多いのが特徴で、芸術にはあまり詳しくない方や子供も楽しく鑑賞できる。
またザーラム鉄道工場には空間アート作品も多く、斬新な写真が撮影できる場所としても若者に人気を集めている。多くの若者は、この場所で撮影した写真を使ってSNS上で擬似タイムトラベル体験を共有することを楽しんでいる。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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