4月16日、ミス・ユニバース・ベトナム2022組織委員会は、33州を代表する上位71名の候補者を発表。最後の一人として、ミス・トランスジェンダーのドー・ニャット・ハー(Do Nhat Ha)さんの名が発表された。
ハーさんは「LGBTQ+コミュニティにとって新しい1ページを開くことができたと思うと、興奮が収まりません。LGBTQ+コミュニティの声を広く届ける絶好の機会だと思っています」とコメント。公式ルールにより、ハーさんが最終選考に残ることは認められない。次の「リアリティTVチャレンジ」のラウンドを通過すれば、ハーさんはトップ41に入る。その後番組視聴者投票によりトップ16のファイナリストが選ばれる。残念ながらそこが、彼女が辿り着ける可能性のある最終地点となる。
1996年生まれのハーさんは、ロータス大学でホテルマネジメントを修了。幼い頃から性別違和を抱いており、20歳の時に髪を伸ばし、女性ホルモンを注射。タイで性別適合手術も受けた。2018年には「The Tiffany Vietnam 2018」で優勝。「ミスインターナショナルクイーン2019」ではベトナム代表としてトップ6入りを果たした。
トランスジェンダーの候補者の予選通過はミス・ユニバース・ベトナムの歴史上前例のない新たなターニングポイントとなった。性的マイノリティに対する敬意、支持、権利保証を示した同イベントの組織委員会の行動にベトナム及び世界から賛同の声が集まっている。
編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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