在ベトナム日系企業、昇給・賞与の対応について

リーラコーエン・ベトナムは、昨年12月から1月にかけて国内の日系企業166社の昇給・賞与の対応について調査した。

ベトナム人社員(マネージャー職未満)の2021年の年間平均昇給率実績は、ボリュームゾーンが「5~5.4%(22%)」となった。コロナ前の平均である7~8%の平均昇給率には戻っていない状況。次いで「昇給なし(12%)」「3~3.4%(10%)」の割合が高かった。業界別では、IT関連企業が8%以上の昇給を行っている傾向にあった。

2022年の年間平均昇給率見込みは、ボリュームゾーンが「5~5.4%(20%)」となり2021年実績と同様。一方で「昇給なし(6%)」の割合は半減した。
賞与については、2021年の年間平均実績は「1カ月分(37%)」「1カ月~2カ月未満(30%)」が多く、全体の3分の2を占めた。3ヵ月分を超える賞与を実施した企業は商社の割合が高かった。

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