大手コーヒー飲料メーカー「チュングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)」が中国、上海に同社初の海外店舗をオープンした。10年程前よりコーヒーの輸出を始め、5年前には駐在員事務所を開設していた同社にとって念願の中国進出1号店。店舗デザイン、インテリア、フードメニューなどのすべてにベトナムの文化が色濃く現れており、看板の店名もベトナム語で表記されている。
中国初出店の場所に選ばれたのは、知識人や海外からの旅行者が集まる場所として知られている、上海市中心部にある「太古匯ショッピングモール」。店舗面積は約500m2。ベトナムの老舗ブランドの出店は大きな反響を呼び、コーヒーマニアと現地のベトナム人コミュニティを喜ばせた。
コーヒー大国ベトナムの威信をかけてチュングエン・レジェンドが上海店で提供するのは、バンメトート産の世界最高ランクのロブスタ種。ベトナム式フィルター(カフェフィン)コーヒー、ベトナム風アイスミルクコーヒー、エッグコーヒーなど、ベトナムのコーヒー文化が生んだエネルギー満点のコーヒーが揃う。フォー、バインミー、ブンチャーなど、世界中で愛されているベトナムの伝統料理も提供されている。
店舗のインテリアには火山岩、赤土、陶器、竹や籐など、ベトナムでは馴染みの深い素材が使われており、賑やかな上海の中心にいながら、ベトナムのコーヒーとともにベトナムのユニークな文化も肌で感じられる。両国文化の橋渡しとなってくれるだろう。
編集ライターB?o
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