ここ最近SNS上で「ヒップホップの熱が止まらない」「話題のストリートフォトスポット」「大教会」などのハッシュタグを使った写真を多数見かけるようになった。実際にこれらの写真が撮影された場所に行ってみると、そこには写真撮影の順番待ちをする若者たちが長い列をなす、驚くべき光景があった。ここは観光地でも新しい場所でもない。行列の先にあるのは、グラフィティのある古い小さな壁。最近になってSNSで注目されて以来、多くの人が写真を撮りに訪れているが、皆グラフィティ自体も新しいものではないことは承知の上で、「それほどHotではない場所」と言いながらも足を運んでいる。
この場所は、ハノイ大教会のすぐ近く、アウチウ(Au Trieu)通り40番地。何度も言うが、この地にあるのはただの壁。しかし年数を重ねて味わいの出た壁、シンプルだが力強いグラフィティの文字、壁の上部にある店舗名がプリントされたキャノピー、上階から垂れ下がった蔓のすべてが合わさって絶好の撮影用背景になっているのは確かだ。多くの若者が写真を撮りに来ているが、誰に言われるともなく彼らは列に並んで順番を待つ。週末には、さらに多くの若者が集まる。なかにはこの壁の前で写真を撮るためだけに40km以上も離れた遠方からわざわざ来る人もいる。
何度かこの場所に来たことがあるという人は「平日の午前中に来るのがおすすめです。早朝と正午は写真を撮りに来る人が少ないので、長時間並ばなくても写真が撮れますよ」と話す。
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探してます。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます！
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