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店主の想いが凝縮されたアンティークショップのような黒胡麻スイーツ店|週末に読みたい!ベトナム時事ネタ帳

ちょっとユニークな黒胡麻スイーツの店がホーチミン市1区、グエンタイビン通りにある。店のイメージも装飾も特に凝ったわけではなく、ただ自分の好きなものを集めただけ。そういう店だけに妙に落ち着ける。

店で一番の人気商品は中国発祥のスイーツ、黒胡麻のチェー。どことなく和の風味が感じられるこの店の黒胡麻のチェーは、やさしい甘さに加えて濃厚さ、滑らかさ、香ばしさもあり、無糖なのに不思議と十分な満足が得られると評判だ。値段は1万5000~2万5000VND。ヘルシーで栄養価の高い黒胡麻のチェーのほかに、黒胡麻・カスタード・抹茶・コーヒーのプリン、緑豆のチェー、黒胡麻スムージーなどがある。

入口の前には赤いテーブルと椅子が2セット、通りに面して配置されている。木製の低めのバーテーブルと時代を感じさせるレトロなダイニングチェアのミスマッチも味わいがある。店内にはツィター、リュート、ヴァイオリン、ギター、トランペットなどの楽器、陶器、骨董品、絵画や風水雑貨などが所狭しに飾られている。

若い頃は音楽を教えていた店主は、退職して自宅でこのカフェをオープンさせた。メニューはすべて彼のオリジナルレシピで、ローカル価格。お客さんがスイーツを楽しんでいる間、ピアノの演奏をプレゼントしてくれることもある。またお客さんが帰る際、ベルを鳴らすのも店主の日常のひとつ。彼はその細やかな儀式を「皆の人生に幸運や金運を呼び込み、ポジティブなエネルギーをもたらす音色」だと説明する。

編集ライターB?o
こんにちは、バオです。フフリット大学日本語学科を卒業してVetterに入社。現在、日本語検定のN1取得に向けて猛勉強中。常にポジティブで、周囲の人を楽しませたいという性格。趣味は料理や映画鑑賞、そしてヨガ。週末は、料理をしたりカフェにいったり市内をサイクリングしたりして過ごす。日本人のベトナム愛がもっと高まるために、現地でホットなニュースや流行、有益なトピックを毎日探している。もっとベトナムに興味を持ってもらえるようにネタ探しがんばってます!

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